土地活用「補助金交付対象のサ高住」建築のポイントを解説

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2021/07/20

土地活用「補助金交付対象のサ高住」建築のポイントを解説

土地活用「補助金交付対象のサ高住」建築のポイントを解説

サービス付き高齢者向け住宅の建築には、補助金制度や税制上の優遇措置を設けており、それらは様々な条件によって額が決定します。

補助金の額と条件についてはこちらの記事に詳しく記載しています。

【令和3年度】サービス付き高齢者向け住宅の補助金|額と条件とは

しかし、補助金を交付してもらうには「補助金対象の条件にあった建物を建てなければならない」、つまり「サービス付き高齢者向け住宅として行政に認められる建物」を建てなければいけません。

この記事では「サ高住として行政に認められる建物のポイント」について写真や図面を使って解説していきます。

目次

  1. 1 サービス付き高齢者向け住宅の間取りとポイント
  2. 2 サービス付き高齢者向け住宅の登録の条件
  3.  2-1 居室面積は25㎡以上
  4.  2-2 居室の必須設備
  5.  2-3 共同利用設備とは
  6.  2-4 建物全体のポイント
  7. 3 さいごに

1 サービス付き高齢者向け住宅の間取りとポイント

以下の画像に「サービス付き高齢者向け住宅の間取りとポイント」をわかりやすくまとめました。

間取りに色がついている部分は共同利用設備です(共同利用設備についての説明は2-3にて)。

サービス付き高齢者向け住宅:例 1階サービス付き高齢者向け住宅:例 2階

※上記画像は「説明をわかりやすくする」目的のために余計な表記を省いています(寸法、広さ表記、他)

※こちらは実際にネイブレインで建てたサービス付き高齢者向け住宅を参考にした間取りです

2 サービス付き高齢者向け住宅の登録の条件

「サービス付き高齢者向け住宅として行政に認められる建物」にするためには、いくつかの条件があります。またその条件を満たしていないと、補助金制度などの対象外となります。「サービス付き高齢者向け住宅として行政に認められる建物」の条件を以下にまとめています。

2-1 居室面積は25㎡以上

入居者の住む「居室」の面積は1部屋25㎡以上が条件です。ただし、共同利用設備の面積の総和が、25㎡未満である居室の床面積と25㎡との差の合計以上であれば、18㎡以上あれば大丈夫です。

例:

18.02㎡の居室が30部屋の場合

25㎡-18.02㎡=6.98㎡

6.98㎡×30戸=209.4㎡

→よって、共同利用設備の面積の総和が209.4㎡以上になれば良い

サービス付き高齢者向け住宅:居室の例

サービス付き高齢者向け住宅:居室の例

↑居室の例

2-2 居室の必須設備

居室に必ず備えなければならない設備は以下のように決められています。

・トイレ(水洗)

・洗面設備

・台所

・収納設備

・浴室

ただし、台所、収納設備、浴室は各居室に備える場合と同等以上の居住環境が確保されれば共用部分のみの設置でも構いません。

[ POINT ]

ネイブレインの場合は、トイレ・洗面設備・収納設備は各居室に完備し、台所は食堂または居間に設置されたミニキッチン、浴室は10戸につき1浴槽以上という基準に合わせて3か所に設置しています。

2-3 共同利用設備とは

入居者が共同で利用する設備とは、以下のことを言います。

・居間/談話室

・食堂/台所

・トイレ

・洗面設備

・浴室/脱衣所

・洗濯室

・収納設備

なお、入居者以外の者(施設スタッフなど)が利用する設備は、「サービス付き高齢者向け住宅として行政に認められる建物」の「共同利用設備」という条件からは除外されます。

※洗濯室は入居者が自由に利用できますが、実際は入居者が介護スタッフに介護保険等を利用して依頼することがほとんどです。よって家事の介助的なものとなりますので、洗濯室は共同利用設備とすることができます。

サービス付き高齢者向け住宅:談話室の例サービス付き高齢者向け住宅:厨房の例サービス付き高齢者向け住宅:機械浴槽の例

サービス付き高齢者向け住宅:居間の例

↑共同利用設備の例

2-4 建物全体のポイント

サービス付き高齢者向け住宅とする建物の床面積が1,000㎡以上になると、消防設備の基準が厳しくなりコストアップしてしまうため、1,000㎡未満で建てるのが望ましいです。

[ POINT ]

1,000㎡未満の中で、18.02㎡の居室30戸と、不足面積分を補う共同利用設備を効率よく配置することが重要になります。

共同利用設備の面積は過不足のないぎりぎりの大きさにすることが重要です。ネイブレインの規格化された建物はこれを無駄なく満たすように、隅々まで考えられた設計となっています。

3 さいごに

サービス付き高齢者向け住宅の補助金を交付してもらうには「補助金対象の条件にあった建物を建てなければならない」、つまり

口では簡単に言えますが、実際はパズルを組み合わせるように行わなければいけないため、非常に大変な作業になります。また土地に合わせて毎回図面を起こしていると、設計費ばかりがかかってしまいます。

ネイブレインでは最も効率の良い間取りを規格化し、無駄をそぎ落とした状態で皆様に提案しています。

また広大な土地が必要となりますが、先述した通り、土地に合わせて建物を設計することはかなり難しいため、ネイブレインでは立地や大きさを考えた土地探しも行っています。

サービス付き高齢者向け住宅に合う立地や土地は数が多いわけではありませんので、サービス付き高齢者向け住宅を建築希望の多くの方は、最適な土地が見つかるまでお待ちいただく方がほとんどです。

また、サービス付き高齢者向け住宅は、サラリーマンの10人に9人の方が融資承認を得られることもあり、かなり人気の土地活用です。

ネイブレインでは土地探しから設計、承認、施工に至るまですべてワンストップで行っていますので、ご興味あります方はこちらからご連絡ください。

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